独技術開発・設計会社のリュッカーが4日発表した2011年第1四半期の決算は、売上高が前年同期比16%増の4,090万ユーロ、営業利益(EBITベース)が同比51%増の290万ユーロとなり、増収増益を確保した。エンジニアリングサービス対する需要増加やコスト削減が好業績に寄与した。国内の売上高が22%増の伸びを示した。。
\同社のウォルフガング・リュッカー社長は、開発サービスの需要は堅調であるとして、今後についても明るい見通しを示した。自動車や航空産業で多くの新モデルが計画されていることから、今後もエンジニアリングサービスに対する需要は伸びると見られている。これを受け、同社ではエンジニアやデザイナー、設計技師を500人増員する計画だ。ドイツでは5月1日からポーランドなど2004年に欧州連合(EU)に加盟した東欧8カ国に労働市場を開放したことから、今後はこれらの諸国からエンジニアなどを確保できることに期待を寄せる。
\リュッカーは1970年の創業で、自動車や航空産業向けにエンジニアリングサービスを提供している。
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