印タタ自動車傘下の英ジャガー・ランドローバー（JLR）は、インドに4億ポンドを投じてエンジン工場を建設することを検討している。英自動車誌『オートカー』が5月26日発行のオンライン版で、信頼できる筋からの情報として伝えた。
\工場の建設地は、インド西部マハラシュトラ州のプネが有力視されている。生産するのは4気筒のガソリンエンジンとディーゼルエンジンで、排気容量は最大で2リットルとなるもよう。JLRは先ごろ、プネで組立工場を稼動させた。
\JLRは英国中部のウォルバーハンプトンでもエンジン工場の建設を検討していると報じられている。英国とインドの工場がフル生産体制に入った場合、同社のエンジン生産能力は年間50万基になると『オートカー』は伝えている。JLRは2008年に米フォード・モーターから23億米ドルでタタに売却されたが、エンジンは現在もフォードから供給を受けている。同社がエンジン工場の建設に動いている背景には、エンジンの内製化によりコストダウンを図りたいという考えがあるようだ。
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