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2011/7/22

一般・技術・その他 (旧)

独デュル、VW中国合弁会社からエコ塗装設備を受注

この記事の要約

独産業設備大手のデュルは14日、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と中国自動車大手の上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)から江蘇省・儀徴市に建設する新工場の環境配慮型塗装システム「エ […]

独産業設備大手のデュルは14日、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と中国自動車大手の上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)から江蘇省・儀徴市に建設する新工場の環境配慮型塗装システム「エコドライ・スクラバー」を受注したと発表した。同社がSVWから同システムを受注するのは南京工場に続き2件目となる。

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エコドライ・スクラバーは水性塗料を使って車体の内側と外側を全自動で塗装する設備。従来の塗装ラインに比べエネルギー消費量を最大60%削減できるほか、水や化学物質の使用量を抑えることができる。1時間当たり塗装能力は62台という。

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新塗装ラインは2012年夏に稼働し、VWとシュコダブの車両を塗装する。

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SVWに出資するVWは6月29日、儀徴市の新工場建設計画について中国当局から最終認可を取得した。

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