ドイツ連邦政府は3日の閣議で、乗用車のエネルギー消費効率を色とアルファベット記号(A~G)で示す「エコラベル」制度の導入に関する政令改正を了承した。当該制度は12月1日に発効する。
\同制度は、冷蔵庫などの家電ですでに導入されているエコラベルと同様の表示システムで、エネルギー効率が最も良い車両を「A+」(緑)、最も低い車両を「G」(赤)で相対評価している。乗用車のエネルギー効率は、車両の重量とCO2排出量をベースに算出する。
\将来は、燃費や電力消費、年間の税負担、エネルギーコスト(燃料および電力コスト)などの評価を表示することも検討されている。電力消費の表示は電気自動車の普及を視野に入れたものといえる。
\ドイツの自動車エコラベル導入に対しては、フランスやイタリアから批判が出ている。重量とCO2排出量をベースに相対評価するためで、大型車の多いドイツメーカーに有利になる一方、小型車の多い両国の自動車メーカーには不利になるとみられている。
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