仏タイヤ大手のミシュランは7月29日、2011年上半期（1～6月）の決算発表で、通期の業績予想を上方修正した。売上高では従来、前年比で少なくとも6.5％拡大すると予想していたが、大幅な増収を受けて前年比8％増に上方修正した。
\2011年1-6月期の売上高は101億500万ユーロとなり、前年同期に比べ21％増加。営業利益も19％増の9億7,100万ユーロに拡大した。営業利益の通期予想については、前年実績（2010年：16億9,500万ユーロ）を上回るとする従来予想を再確認した。
\上半期の業績を事業分野別に見ると、乗用車・軽商用車用タイヤは売上高が13.7％増の52億5,200万ユーロ、営業利益も7.6％増の5億3,500万ユーロに拡大した。
\トラック用タイヤは、トラック市場の急回復を背景に、売上高で27.3％増の32億6,600万ユーロを確保した一方、営業利益は為替相場の影響で原料価格の上昇分を相殺できず、前年同期比8.7％減の1億1,500万ユーロに落ち込んだ。
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