BMWは7月29日フランクフルトで初めて、電気自動車(EV)「i3」とプラグインハイブリッドタイプのスポーツカー「i8」のコンセプトモデルを披露した。i3は2013年に、i8は2014年に市場投入する計画。
\i3は出力が125kWで、停止した状態から時速60kmに4秒以下で加速する。時速100kmへの加速は8秒以内という。また、計器盤やドアトリムに天然繊維を用いるなど、環境にも配慮している。
\i8は、前輪にi3の電気駆動システムの改良版を、後輪には3気筒エンジン(出力164kW、トルク300Nm)を搭載する。同モデルは、小型車並みの燃費でスポーツカーの走行性能を実現しているのが特徴で、時速0~100kmの加速性能は5秒以下、走行100km当たりの燃費は3リットル以下に抑えている。
\同社は両モデル向けに新たな車体構造「ライフ・ドライブ・コンセプト」を開発した。「ドライブ・モジュール」は主にアルミニウムを素材とし、シャーシ、蓄電池、駆動システム、クラッシュ対応構造などを統合している。これに対し、「ライフ・モジュール」は主に炭素繊維複合材料(CFRP)を使用しているため、軽量化によって航続距離の伸長に寄与するという。
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