蘭トラックメーカーのDAFトラックスとチェコ同業のタトラ・コプリヴニツェは2日、資本・業務提携することで合意し、契約に署名したと発表した。DAFはタトラに19%の割合で出資するほか、部品の供給や販売で協力する。
\今回の提携には、DAFがタトラにエンジンとキャブ(運転席キャビン)を供給することや、タトラの新型オフロードトラックをDAFの販売網を通じて欧州全域で販売することなどが盛り込まれている。DAFのハリー・シッパーズ会長は、「タトラとの提携は、中東欧の大型トラック市場におけるDAFのリーディングカンパニーとしての地位をさらに強化するものだ」とコメントした。
\タトラは1850年創業の老舗トラックメーカーで、悪路踏破能力と耐候性に卓越したトラックの製造で知られる。昨年の生産台数は前年比8.7%増の1,082台だった。今年上期の生産台数は352台にとどまり、前年同期の405台から減少した。同社には投資会社のブラックリバーが51%、タトラ・ホールディングスが40.62%を出資している。
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