ダイムラーのトラック部門(ダイムラー・トラックス)は8月19日、子会社である三菱ふそうの新型小型トラック「キャンター」の欧州モデルの詳細を明らかにした。トラックでは世界で初めてデュアルクラッチ式トランスミッションを採用したほか、従来モデルに比べ燃費・経済性を向上させている。三菱ふそうの欧州生産拠点であるポルトガルのトラマガル工場で、今月(9月)から生産を開始する。
\新型キャンターは三菱ふそうの世界戦略車で、昨年11月に日本で発売され、今年3月に北米市場、5月にオーストラリア、7月にはニュージーランドに市場投入された。
\欧州モデルは車体総重量3.5トン、6トン、7.5トンの3機種があり、全て現行の欧州排ガス基準(ユーロ5)に対応している。新モデルはフルオートマチックの6速デュアルクラッチ「デュオニック」とアイドリングストップ機能を標準搭載している。エンジンは排気量3リッターのディーゼルエンジンだが、出力で96/110/120kWの3種類を用意している。
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