独フォルクスワーゲン(VW)と中国第一汽車集団の合弁会社である大衆一汽発動機は8月27日、遼寧省大連市金州新区で中国初のエンジン再生工場を稼働させた。
\再生工場の投資額は約1億元。生産能力は当初年間5,000基だが、2014年までに1万5,000基に引き上げる計画。VW中国のノイマン最高経営責任者(CEO)は工場の開所式展で、「再生工場の開設は、VWの中国における新たなマイルストーンとなる」と意義を強調。同CEOは、1基の廃棄エンジンから部品の70%を再利用することができ、エンジン再生は鉄などの資源の大幅節減につながると説明。「中国のような大国では天然資源の需要が膨大であり、環境保護と資源保全は重要な課題だ。VWはこの分野でも大きく貢献していきたい」と述べた。
\VWが本国ドイツ以外でエンジン再生事業を行うのは今回が初めて。将来的にはトランスミッションの再生にも事業を拡大する方針だ。
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