経営が悪化しているスウェーデンの高級車メーカー、サーブはこのほど、中国の自動車メーカー、青年汽車集団からつなぎ融資として第1回目の資金供与を受けた。サーブの親会社である蘭スウェディッシュ・オートモビルが13日、明らかにした。
\融資額は公表されていないが、地元ビジネス日刊紙『ダーゲンス・インドゥストリ』によると、1億クローナ(1,500万米ドル)と見られる。青年汽車集団は総額7,000万ユーロのつなぎ融資を実施することを約束しており、第2回目の振り込みは22日までに行われる見通し。
\サーブの広報担当者、グスタフス氏は、つなぎ融資を受けて、「我々は経営再建に必要な資金を確保できと確信している」とコメントを発表した。一方、青年汽車集団と中国の自動車販売大手、厖大汽貿集団によるサーブに対する2億4,500万ユーロの出資計画については、当初14日には下りると見られていた中国の国家発展改革委員会の承認が先送りされたもようであると説明した。
\サーブのトロルヘッタン工場は4月から生産を停止しており、生産再開の目途は今のところ立っていない。サーブは31日に債権者に対して再建計画を提示する予定だ。
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