独産業設備大手のデュルは16日、同社の塗装ロボット「EcoRP」の累計受注が9月に6,000台に達したことを明らかにした。6,000台目のロボットは米フォードのルーマニア・クライオバ工場に導入される。塗装ロボットの需要が好調なことから、デュルのアプリケーション・テクノロジー部門の売上高は、昨年の2億7,000万ユーロから今年は4億ユーロに拡大する見通しだ。
\EcoRPは1998年の販売開始以来、34カ国に輸出され、世界で最も成功した塗装ロボットのひとつとなっている。2011年の受注は2,200台に達する見込みで、世界金融危機前の実績である1,600台を大幅に上回るのは確実という。
\デュルのラルフ・ディーター最高経営責任者(CEO)によると、自動車メーカーが生産能力を拡大していることと、塗装工程のオートメーション化が加速していることが追い風となっている。アプリケーション・テクノロジー部門の受注は今年6億ユーロに達し、昨年から倍増する見通しという。
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