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2011/12/9

一般・技術・その他 (旧)

レンタカーは個人所有の車両よりもクリーン

この記事の要約

英国のレンタカーは、個人が所有する自動車と比べ、二酸化炭素(CO2)やその他の大気汚染物質の排出が少なく、より効率的に利用されていることが、交通コンサルティングを手がけるトランスポート・リサーチ・ラボラトリー(TRL)が […]

英国のレンタカーは、個人が所有する自動車と比べ、二酸化炭素(CO2)やその他の大気汚染物質の排出が少なく、より効率的に利用されていることが、交通コンサルティングを手がけるトランスポート・リサーチ・ラボラトリー(TRL)がこのほど発表した報告書で明らかになった。

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この報告書は、英国自動車レンタル・リース協会(BVRLA)の委託によりTRLが作成したもの。これによると、レンタカーの平均CO2排出量は、英国内のすべての車両の平均排出量を12%下回った。また、レンタカーは平均的な個人所有の車と比べ車齢が若く、整備状態が良好で、最新の安全基準に対応していることも大きな特徴という。同報告書はさらに、電気自動車のような新しい自動車技術の受容にも、リースやレンタルが大きな役割を果たすことになると示唆している。

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BVRLAによると、自動車のランニングコストは上昇する傾向にあり、個人で購入するよりもリースやレンタルを利用した方が経費負担が少ない。BVRLAのルイス会長は「多くの企業や個人にとって、自動車を購入するよりもレンタルする方が安価で安全であり、持続可能性が高いということがはっきりした」と述べ、TRLの報告書をきっかけに、政府が総合的な交通政策の中でレンタカーの活用に配慮することに期待感を示した。

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