ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2011年通期の乗用車新車登録は317万3,634台となり、前年を8.8%(約25万7,000台)上回った。12月単月では前年同月比6.1%増の24万4,501台だった。
\通期の新車登録のうち、ドイツブランド車は全体の64.7%を占めた。メーカー別では、メルセデス・ベンツが1.6%増と微増にとどまったが、最大手のフォルクスワーゲン(VW)は前年比11.9%増、ポルシェが15.0%増となるなど、大半が2ケタ成長を確保した。
\国外ブランド車では、ルノー/ダチアが16万366台(市場シェア:5.1%)で首位。以下、シュコダ(同:4.5%)、現代自動車(同:2.7%)が続いた。現代は前年比16.9%増の8万6,866台を販売した。
\日本勢は、三菱自が20.8%増の3万50台、日産/インフィニティも15.5%増の7万874台と2ケタ成長を示したほか、スズキとトヨタもそれぞれ5.7%増と前年実績を上回った。一方、ダイハツ(26.0%減)、スバル(20.0%減)、マツダ(10.6%減)は2桁の減少となり、ホンダも3.1%減と前年を下回った。
\通期の新車登録のうち、ディーゼル車は約150万台で全体の47.1%を占めた。電気自動車は2,154台(市場シェア:約0.07%)、ハイブリッド車は1万2,622台(市場シェア:約4%)だった。走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は平均146.1グラム。
\カラー別では特に、ホワイト(前年比22.3%増)とブラウン(同8.1.7%増)が大幅に増えた。
\カテゴリー別では、コンパクトクラス(フォルクスワーゲン「ゴルフ」など)が最も多く、全体の25.4%を占めた。また、上級クラス(メルセデス・ベンツ「CLS」など)が前年比で30.3%増、バンは同27.3%増、オフロード車も同22.0%増と大幅に増加。これに対し、ミニクラス(ルノー「トゥインゴ」など)は12.4%減と2ケタの落ち込みを示した。
\新車登録のうち法人の割合は59.9%だった。
\