ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州の支援プログラム「エレクトロモビル.NRW(Elektromobil.NRW)」の一環として実施されている軽商用車の電気自動車を開発するプロジェクト。
\同プロジェクトが開発するプロトタイプ「BOmobil」は2人乗りで、荷台部分がオープンなタイプ。近距離の配送サービスや顧客に出向くための社用車としての利用を想定して開発している。今後2年以内に開発を終える計画で、現在開発中のプロトタイプは9月にハノーバーで開催された国際商用車見本市(IAA)に出展された。
\ \同モデルはインホイールモーター2基を搭載する後輪駆動モデルで、最高速度は時速130km以上、航続距離は150km以上に達する。名目出力は44kW、トルクは1200Nm。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用している。
\また、車体にアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂や繊維強化樹脂を使用するなど軽量化にも取り組んでいる。
\ \同プロジェクトには、ボーフム専門大学のほか、米自動部品大手デルファイのドイツ法人、技術監査サービスのテュフ・ノードなども参加している。
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