ドイツ連邦経済技術省(BMWi)が支援する電気自動車向けの情報通信技術(ICT)アーキテクチャに関する研究プロジェクト「Race」。期間は3年。独電機大手のシーメンスが調整役となっている。このほか、TRWオートモーティブ、AVLソフトウエア、シュツットガルト大学、ミュンヘン工科大学、アーヘン工科大学、フラウンホーファー安全情報技術研究所(SIT)などが参加している。
\ \ソフトウエアによる制御システムでは、制御装置やケーブルが不要となるほか、パソコンのように新たなシステムをインストールできる利点がある。
\同プロジェクトでは、ベースとなる共通のオープン型プラットフォームを開発し、新たな機能を簡単に追加できる環境を構築することを目指している。
\研究チームは、ICTアーキテクチャを電気自動車のプロトタイプ2台(「エボルーション」と「レボルーション」)に導入する。エボルーションは、既存モデルに新たな部品を導入する形で開発を進め、レボルーションでは、既存モデルを使用せず、最初から新たな電気自動車のコンセプトを開発する。
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