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2010/4/9

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レップレ

この記事の要約

ドイツの工作機械、車体部品メーカー。本社はシュツットガルト近郊のハイルブロンにある。2009年通期の売上高は4億9,200万ユーロ、従業員数は2,400人。\  工作機械、車体部品、NC制御やロボット技術を採用した生産設 […]

ドイツの工作機械、車体部品メーカー。本社はシュツットガルト近郊のハイルブロンにある。2009年通期の売上高は4億9,200万ユーロ、従業員数は2,400人。

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 工作機械、車体部品、NC制御やロボット技術を採用した生産設備、プロトタイプの製造のほか、樹脂加工も事業とする。

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 主な取引先は自動車業界で、主にドアや天井、サイドやフロント、リア部分の車体部品を中級車~高級車、スポーツカーに供給している。このほか、家電や医療業界にも顧客を持つ。

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同社は1919年にアウグスト・レップレ氏が創業した機械工場が始まり。その後、レップレ氏の2人の息子を中心に事業は拡大。小型の工作機械から車体部品や冷蔵庫、オートバイ製造に使用する大型の工作機械も取り扱うようになり、1958年には従業員1,300人の工作機械メーカーに成長した。1974年にはFIBROを買収し、回転テーブルや標準部品のノウハウを高め、2004年にはGSAオートメーションの買収により、自動化装置やロボットの事業を強化した。

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しかし、同社は業績不振や金融危機に起因する自動車市場の低迷を受けて、2006年頃からリストラや周辺事業の整理を進めている。昨年は米子会社のLSPオートモーティブ・システムズをスペインの同業Gestampに、南アフリカ子会社のアウグスト・レップレを伊CLNグループ傘下のMAに、独子会社のレップレ・フォルメンバウをポルトガルのPlanfuro Moldesに売却すると発表した。今年3月にはさらに、新たなリストラ計画を発表、従業員700人が影響を受ける見通しとなっている。

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