ドイツで実施する自動運転車の開発・実証試験プロジェクト。高速道路(アウトバーン)で行う移動しながらの保全作業・工事を安全に実施するため、作業の最後尾に追走させている作業車を自動運転車とする計画。実施期間は4年で、2014年8月にスタートした。ドイツ連邦政府が約340万ユーロを支援している。
アウトバーンで移動しながら行う保全作業・工事では、後部に矢印の看板をつけた作業車を最後尾に追走させ、交通規制を行っている。今回のプロジェクトでは、この作業車を自動運転車とする計画で、ブレーキや操舵システム、センサー、ソフトウエアなどを開発し、実証試験を実施する。実証試験では、アウトバーンの路肩を低速度で走行させる予定。
同プロジェクトには、連邦道路研究所(BASt)のほか、MANトラック・アンド・バス、ブラウンシュヴァイク工科大学、TRWオートモーティブ、WABCOなど、民間企業、研究機関、道路インフラ運営事業者など8パートナーが参加している。