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2015/3/13

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この記事の要約

独高級車大手のBMW、ミュンヘン工科大学、独インバーター大手のSMAソーラー・テクノロジーが共同で実施する電気自動車と分散型再生可能エネルギー発電設備を連携するプロジェクト。実施期間は2013年1月~2015年12月まで […]

独高級車大手のBMW、ミュンヘン工科大学、独インバーター大手のSMAソーラー・テクノロジーが共同で実施する電気自動車と分散型再生可能エネルギー発電設備を連携するプロジェクト。実施期間は2013年1月~2015年12月まで。第1弾では一戸建て住宅で、第2弾では駐車場で電気自動車を使ったエネルギー管理システムの実証試験を実施する計画。

第1弾では、ミュンヘン近郊に建設した一戸建て住宅で太陽光発電設備と家電、電気自動車を連携させたシステムを実証試験する。研究用の一戸建て住宅はDynahausが建設した。2015年初めにプロジェクトに参加する家族が入居しており、3月9日に実証試験のオープニングイベントが行われた。

一戸建でのプロジェクトでは、ミュンヘン工科大学が気温や湿度、太陽光発電設備の発電量、電気自動車のエネルギー消費など130を超える項目を分析し、入居した家族にもアンケート調査を実施する。

このプロジェクトは、ドイツ連邦政府が支援する電気自動車(EV)の大型実証試験プロジェクト「Schaufenster Elektromobilitaet(ショーウインドウ・エレクトロモビリティー)」の一環としてバイエル州とザクセン州が実施するプロジェクトの一部として位置づけられる。

バイエル州とザクセン州は政府主導の大型プロジェクトの一環として、約40のプロジェクトを実施しており、今回のプロジェクトには約450万ユーロを資金支援している。

バイエル州とザクセン州の約40のプロジェクトには100を超えるパートナ企業が参加している。予算は総額で約1億3,000万ユーロ。うち、連邦政府が3,900万ユーロ、バイエル州とザクセン州がそれぞれ1,500万ユーロ、企業が約6,000万ユーロを負担している。

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