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2012/9/14

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REEVolution

この記事の要約

英国の技術戦略委員会(TSB)、ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)、低排出車両庁(OLEV)が支援する低炭素車の開発プロジェクト。印タタ・モーターズ傘下の英高級車ブランド、ジャガー・ランドローバー(JLR)が主導 […]

英国の技術戦略委員会(TSB)、ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)、低排出車両庁(OLEV)が支援する低炭素車の開発プロジェクト。印タタ・モーターズ傘下の英高級車ブランド、ジャガー・ランドローバー(JLR)が主導する。予算は約2,000万ポンドで、助成金は950万ポンド。企業7社は総額で1,100万ユーロを投資した。

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参加企業は、JLR、ロータス、日産のほか、ノルウェーの電気自動車メーカーTHINK、英バッテリーシステムメーカーのAxeon、電気モーターや発電機のメーカーであるEVO Electric、英エンジニアリング会社のXtrac。

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高級車のレンジエクステンダー付き電気自動車(REEV)のデモカーを3モデル開発することが目的であり、ジャガー「XJ_e」、ロータス「エヴォーラ414E」、インフィニティ「エマージ(EMERG-E)」の3モデルを開発した。

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ジャガーがこのほど公開したレンジエクステンダー付きプラグインハイブリッド車「XJ_e」は、2.0リットルの燃料直噴ガソリンエンジンと電気モーター(出力69kW)、8速自動変速機を搭載する。リチウムイオン電池(容量12.3kWh)は230ボルトの電源から4時間でフル充電できる。システム全体の出力は246kW。

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同モデルは停止した状態から時速100キロメートルまで6.5秒以下で加速する。走行100キロメートル当たりの燃費は3.2リットル。二酸化炭素(CO2)排出量は従来の「XJ」に比べ約70%削減した。最高速度は時速250キロメートルで、電気モーター単独では約40キロメートルを走行できる。

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