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2015/10/16

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CharIN

この記事の要約

コンバインドチャージングシステム(CCS)式急速充電スタンドの普及促進に取り組むドイツのイニシアチブ。 CharINは、10月14~15日にドイツのバーデンバーデンで開催された自動車用電子機器に関する会議(ELIV)で、 […]

コンバインドチャージングシステム(CCS)式急速充電スタンドの普及促進に取り組むドイツのイニシアチブ。

CharINは、10月14~15日にドイツのバーデンバーデンで開催された自動車用電子機器に関する会議(ELIV)で、最大出力150キロワット(kW)の急速充電に対応した充電装置と車両を紹介した。

コンボ式とも呼ばれるCCSは、交流(AC)と直流(DC)の両方式に対応した充電規格。CharINは、国際的に共通の充電規格としてCCSの普及促進に取り組むとともに、CCSのさらなる開発にも注力していく。

バーデンバーデンの会議では、現在の直流(DC)急速充電器で主流となっている50kWのタイプの3倍の出力に相当する150kWに対応した急速充電装置と車両を紹介した。CharINは、これを大幅に上回る出力350kWのCCSを標準化することを目標の1つに掲げている。

CharINは2015年5月、社団法人Charging Interface Initiative(CharIN)をベルリンに設立し、イニシアチブを発足した。

自動車大手のアウディ、BMW、ダイムラー、フォード、フォルクスワーゲン(VW)、オペル、ポルシェ、独充電プラグメーカーのメネケス、産業用接続機器やインターフェース製品を製造する独フェニックス・コンタクト、独技術監査サービス大手のテュフズードが参加している。

CharINでは今後さらに加盟企業を増やしていく方針を示している。

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