英エンジニアリング会社のハイパードライブ・イノベーションがこのほど開発した電気自動車のプロトタイプ。Dセグメントの中型ファミリーカーをベースに開発した。レンジエクステンダーとして同社が新たに開発した1気筒エンジンを搭載している。
\ \新たに開発したレンジエクステンダーは、水冷式の4ストロークエンジンで、既存の部品を組み合わせているため、コストやリスクを最小限に抑えることができるという。これを同社が開発した電子制御システムと組み合わせ、出力密度を引き上げる研究を進めていった。開発には英ニューキャッスル大学も協力している。
\ \同プロトタイプの駆動システムの重量は60キログラムで、出力は15kW(5,000rpm)。電池を完全消耗せずに時速約100キロメートルで走行できるという。同社が開発したバッテリーパックを使用しており、付属の冷却システムなども含め小型・軽量化が可能という。
\ \ハイパードライブ・イノベーションはハイブリッドシステムや電気自動車の駆動システムの開発を得意とするエンジニアリング会社。世界の大手自動車メーカー出身の経験豊かなエンジニアが集まり、低エミッション車に関連した新技術の開発に取り組んでいるという。メディア報道によると、欧州自動車業界の大手企業が複数社、英技術戦略委員会(TSB)が支援する研究開発プログラムを通して同社と提携しているという。
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