欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2010/11/26

クローズアップ

Stolfig Group

この記事の要約

ドイツの技術開発サービス会社。自動車業界向けにプロトタイプの製造や小規模生産などの事業を展開している。マグネシウム、アルミニウム、鉄鋼、樹脂を素材とした部品の成形を得意とし、軽量部品の開発も強化している。\ 国内はドイツ […]

ドイツの技術開発サービス会社。自動車業界向けにプロトタイプの製造や小規模生産などの事業を展開している。マグネシウム、アルミニウム、鉄鋼、樹脂を素材とした部品の成形を得意とし、軽量部品の開発も強化している。

\

国内はドイツ南部のガイゼルフェルトと東部のパウザに、国外はチェコ西部のホチェショフ(Chotesov)と中国の上海に拠点を持つ。従業員数は約200人。

\

\

同社は1984年から自動車業界向けに開発・設計、プロトタイプの製造受託などのサービスを開始。1989年にガイゼルフェルトにStolfig社を設立し、事業を本格化した。1995年にチェコ、1999年にドイツのパウザ、2003年に上海に拠点を開設した。

\

\

■ マグネシウム合金「MnE21」を開発

\

\

同社は鉄鋼、アルミニウム、マグネシウムの軽量部品の開発を得意とし、2009年には同社が開発したマグネシウム合金「MnE21」の販社としてTechMagを設立した。

\

 TechMagによると、「MnE21」はマグネシウム97%、レアアース1%、マンガン1%の割合で構成されている。重量は鉄鋼の3分の1、アルミニウムの3分の2と軽い。1㎏当たりの価格は10~15ユーロとなり、鉄鋼(2.5~5ユーロ)やアルミニウム(6~10ユーロ)に比べ高いものの、生産プロセスで生じる工程くずを再利用できるため総合的に見るとコストパフォーマンスは良いと説明している。MnE21は主に、シートやドアの構造材などに適しているという。

\
一般・技術・その他 (旧)
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |