折り畳み式の小型電動シティーカー(プロトタイプ)。スペインのバスク地方の自治体・民間企業・研究機関の協力によるイニチアチブ「DenokInn」と米マサチューセッツ大学(MIT)の情報技術研究所であるMITメディアラボが開発している。
\同モデルはブリュッセルで1月24日、欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長の出席のもと披露された。EUは域内の経済格差を是正するための助成プログラムを通して同モデルの開発を資金援助している。
\ \Hirikoはバスク語で都会(city)を意味する。2シートの電気自動車で、タイヤに電気モーターを組み込むインホイールモーター方式を採用している。前側のドアから乗り降りするデザインが特徴で、駐車する際にボタン操作で車体を1.5メートルに折り畳むことができる設計となっている。
\英エコカー情報サイト「グリーンカーウェブサイト」によると、プロジェクトチームは同モデルの実証走行試験を今秋にもスペインのビルバオ、スウェーデンのマルメ、米マサチューセッツ州のボストンで開始する予定。また、2013年にもスペインで生産を開始する予定という。
\独週刊誌『シュピーゲル』によると、販売価格は約1万2,500ユーロとなる見通し。特にカーシェアリングサービス向けの車両として投入することを計画している。
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