CIZARIS

独電動車メーカーのクアントロン(Quantron)がこのほど発表した電気バス。まずは、全長12メートルの純粋な電気バス「CIZARIS 12 EV」を市場投入する。2023年には燃料電池を搭載した「CIZARIS 12 H」を発売する計画もある。

同モデルの開発では、資本提携する香港の電気自動車メーカー、EVダイナミクス(科軒動力)と協力している。

モデル名は、町(City)を意味する「CI」、ゼロエミッションを意味する「Z」に、ギリシャ語で「最も高貴な/最高の」を意味する「ARIS」を組み合わせた。

「CIZARIS 12 EV」は、全長は12.18メートル、幅2.55メートル、高さ3.45メートル。中国の電池メーカー、寧徳時代新能源科技(CATL)のリン酸鉄リチウム電池をルーフ上に配置している。バッテリー容量は、242~424キロワット時。65~150キロワットの直流電流(DC)で2~5時間で充電することができる。航続距離は約220~370キロメートル。

電気モーターの出力は定格145キロワット/最大245キロワット、回転数は最大1,055/3,329Nmとなっている。

座席数は24~35座席、乗員数は81~96人に対応している。クアントロンは当初、東欧、中東、スカンジナビア、南欧諸国で主に「CIZARIS 12 EV」を販売する計画。ドイツ、オーストリア、スイスでの発売は2022年下半期となる予定。

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