CoacHyfied

燃料電池を搭載した観光バス(コーチ)の開発に取り組む欧州プロジェクト。独エンジニアリング会社のFEVヨーロッパがコンソーシアムの調整役を務める。

欧州ではこれまで、都市バスの燃料電池車の開発は行われてきたが、観光バス(コーチ)の開発までには至っていない状況にある。

当該プロジェクトでは、都市バスの燃料電池車の開発経験を生かし、より長距離を走行する観光バスの使用条件に適した燃料電池システムを開発するとともに、欧州における自動車製造の基盤や燃料電池部品のサプライチェーンを構築・強化する。

実施期間は、2021年1月1日~2025年12月31日まで。観光バス(コーチ)6台を開発し、実証試験を2~3年かけて実施する計画。

当該プロジェクトでは、新車として製造する燃料電池バスと既存のバスを改造して燃料電池バスとする2タイプのバスの開発および実証試験に取り組む。改造バスは、既存の車両のシャーシを再利用(セカンドライフ利用)する目的もある。

水素タンクは350バールと700バールの2種類を用意する。これにより、航続距離や走行性能を効率よく拡大・向上させる可能性を探る。また、燃料は再生可能エネルギー由来のグリーン水素を使用する。

プロジェクトに参加する企業・機関は下記の通り:

FEV Europe GmbH/Ballard Power Systems Europe A/S/Coventry University/ElringKlinger Fuelcell Systems Austria GmbH/I SEE Electric Busses GmbH/Ford Otomotiv Sanayi A.S. /Otokar A.S. /RWTH Aachen University/Engie Energie Serives/HyPORT/KIWA Nederland BV/Dobeles Autobus parks/NPROXX B.V/Trezors

    

上部へスクロール