輸入物価4カ月ぶりに下落
ドイツ連邦統計局が31日に発表した9月の輸入物価指数(2021年=100)は111.8とな り、前年同月比で1.3%低下した。下落は4カ月ぶり。エネルギー価格が16.1%減と大 幅に下がり、全体が強く押し下げられた格好だ […]
ドイツ連邦統計局が31日に発表した9月の輸入物価指数(2021年=100)は111.8とな り、前年同月比で1.3%低下した。下落は4カ月ぶり。エネルギー価格が16.1%減と大 幅に下がり、全体が強く押し下げられた格好だ […]
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が31日に発表した独業界の9月の新規受注高は物価調整 後の実質で前年同月を4%下回った。国内受注が16%減少し足を強く引っ張った格 好。VDMAの景気分析担当者は、市場の低迷のほか、政府与党
ドイツ連邦統計局が30日に発表した2024年第3四半期(7〜9月)の国内総生産 (GDP、20年=100)は物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前期 比0.2%増の104.74に拡大した。経済のプラス成長は
ドイツ連邦統計局が30日に発表した10月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比 2.0%増となり、上げ幅は前月を0.4ポイント上回った。インフレ率の上昇は3カ月 ぶり。比較対象の2023年10月はエネルギー価格が大幅に低
半導体大手の独インフィニオンは29日、厚さ20マイクロメートルのパワー半導体向 け300ミリシリコンウエハーの取り扱いと加工に成功したと発表した。大幅な薄型 化によりエネルギー効率などの性能が向上しており、人工知能(AI
横河電機は30日、子会社ヨコガワヨーロッパが北西欧州最大の二酸化炭素回収・貯 留(CCS)プロジェクトである「アラミス輸送システム」の制御、通信、全体的な システムインテグレーションに関する基本設計(FEED)を受注した
自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループが30日に発表した2024年7-9 月期(第3四半期)決算の営業利益は28億5,500万ユーロとなり、前年同期を41.7% 下回った。売上高は0.5%減の784億7,80
化学大手の独BASFが30日に発表した2024年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益 (EBITDA、特別項目を除く)は16億2,200万ユーロとなり、前年同期を5.0%上回っ た。6部門中4部門で2ケタ台の増益率を記
連邦雇用庁(BA)が30日に発表した10月の失業者数は279万1,000人となり、前月を 1万6,000人、下回った。10月は例年、失業者数が減少する。季節要因を加味した ベースでは2万7,000人増加しており、雇用情勢
Ifo経済研究所が25日に発表した10月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は 86.5となり、前月を1.1ポイント上回った。同指数の改善は5カ月ぶり。現状判断を 示す指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数がとも
オランダに法律上の本社を置く電動垂直離着陸機(eVTOL)開発のリリウムは24 日、独子会社の民事再生手続きを裁判所に申請すると発表した。当てにしていた公 的支援を受ける見通しが崩れたことから、資金繰りのメドが立たなくな
高級車大手の独メルセデスベンツが25日に発表した2024年7-9月期(第3四半期)決 算の営業利益(EBIT)は25億1,700万ユーロとなり、前年同期を48.0%下回った。 最大市場である中国の不振が特に響いた格好で、
ドイツ連邦交通省は24日、国内交通部門の2040年の二酸化炭素(CO2)排出量が 1990年比で77%減少するとの予測(VP2040)を発表した。交通量は増加するもの の、自動車の電動化など輸送機器の脱炭素化が進むことか
電動車と送配電網の間で電力を必要に応じて融通し需給調整を行うV2G双方向充電の 実現に向けた会議が23日、ベルリンの独経済・気候省で開催され、欧州政財界の関係 者およそ90人が意見を交換した。自動車・デジタル・エネルギー
化学大手の独BASFは24日、本社所在地ルートヴィヒスハーフェンの統合生産拠点に高 性能断熱材原料「ネオポール」の生産施設を新設すると発表した。欧州連合(EU)の 炭素中立政策を背景に建築用断熱材需要の拡大が見込まれるこ
半導体大手の米ウルフスピードが西南ドイツのエンスドルフにSiC(炭化ケイ素)ウ エハー工場を建設する計画は無期延期される。地元ザールラント州首相のアンケ・ レーリンガー氏が23日に明らかにした。ウルフスピードもdpa通信
11月に行なわれる米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利することへの警戒感 がドイツの製造業界で強いことが、Ifo経済研究所が24日に発表したアンケート調査 結果で分かった。それによると、同氏が勝利すると「悪影響を受
CDMO(医薬品開発製造受託機関)の独レンチュラー・ビオファーマは24日、本社所在 地のラウプハイムに新たな生産施設を設置すると発表した。顧客からの需要に将来も 対応できるようにする狙い。投資額は明らかにしていないが、同
オランダの複合企業ロイヤル・リーシンクは22日、「KAWECO」ブランドで展開する農 業機械の生産事業を今年末で終了すると発表した。同社は機械事業の経営資源を販売 とサービスに絞り込む方針を打ち出しており、生産は中核事業
鉄鋼大手の墺フェストアルピーネは23日、経営不振の独子会社ブデールス・エーデ ルシュタールを経営再建に特化した独投資会社ムタレスに売却することで合意した と発表した。高性能金属部門の競争力を強化する狙い。取引金額は明らか
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは22日、独鉄鋼大手ティッセン クルップ・スチールから低炭素鋼の供給を受けることで基本合意したと発表した。 スコープ3(サプライチェーン)の二酸化炭素(CO2)排出削減を図
独複合企業ティッセンクルップは22日、軍用船子会社ティッセンクルップ・マリ ン・システムズ(TKMS)を米投資会社カーライルに売却する交渉が打ち切られたこ とを明らかにした。カーライル側が交渉からの撤退を通告した。ドイツ
独銀最大手のドイツ銀行が23日に発表した2024年7-9月期(第3四半期)決算の純利 益は前年同期比42%増の14億6,100万ユーロと大きく拡大した。前期(4-6月期)は 傘下ブランドのポストバンクに絡んで13億ユーロ
パナソニックコネクトは22日、サプライチェーン実行ソリューションを手がけるベ ルギーの完全子会社ゼテスが自律走行搬送ロボット(AMR)を設計・製造するデン マーク企業ロボタイズに50%出資したと発表した。ゼテスはこれによ
独電気電子工業会(ZVEI)が22日に発表した同国電機業界の8月の輸出高は186億 ユーロとなり、前年同月を7.6%下回った。前月は3カ月ぶりに拡大していたが再び 落ち込んだ。ZVEIのエコノミストは「輸出はまだ好転して
半導体大手の米ウルフスピードが自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンと 共同で独ザールラント州にSiC(炭化ケイ素)ウエハー工場を建設する計画は撤回さ れるもようだ。関係者への取材もともに複数のメディアが報じたも
ドイツ連邦ネットワーク庁は22日、天然ガスパイプライン運営事業者の業界団体FNB ガスが提出していた水素中核輸送網構築計画を承認したと発表した。全国をカバーす る水素パイプライン網の構築にゴーサインが出た格好で、国内外の
ドイツ鉄道(DB)とドイツテレコムなどの移動通信サービス4社およびドイツ政府は 21日、鉄道の乗客に5G通信サービスを試験提供することで基本合意した。技術的・経 済的なハードルが高いことから手を組む。高速大容量通信を実現
鉄鋼大手の独ザルツギターは22日の適時開示で、2024年12月期の業績予測を引き下げ た。景気低迷と収益力強化措置の拡大を受けたもので、税引き前損益は赤字となる。 売上高を従来見通しの「約100億ユーロ」から「95億〜1
乗用車大手の独メルセデスベンツは21日、西南ドイツのクッペンハイム工場内で使用 済みの車載リチウムイオン電池をリサイクルするパイロット施設の開所式を行った。 廃電池から電池材料を取り出すノウハウを集めたうえで、中長期的に
鉄鋼大手の墺フェストアルピーネは18日、金属成形部門の再編計画を発表した。自動 車向け製品の需要低迷を受けた措置。自動車産業が盛んなドイツで工場閉鎖を含む再 編を行う。 金属成形部門の独生産拠点はデッティンゲン、シュメレ
化学大手の独ヘンケルが同国東部のハイデナウにある接着剤工場を今年末で閉鎖す る。広報担当者の確認を得た情報として経済紙『ハンデルスブラット』が21日付で報 じた。 ハイデナウ工場では加熱溶融して使用するホットメルト接着剤
航空大手の独ルフトハンザがフランクフルト〜北京線の運航を全面停止する。採算が 取れないためで、ドイツ〜北京間を運航する同社の路線は冬ダイヤが始まる27日から ミュンヘン発着便だけとなる。広報担当者の確認を得た情報としてd
ドイツ連邦統計局が21日に発表した9月の生産者物価指数(2021年=100)は127.5と なり、前年同月を1.4%下回った。15カ月連続の低下となったものの、昨年10月に始 まった下げ幅の縮小傾向は7月と8月の0.8%
煩雑な規制や行政手続きを簡素化するビューロクラシー軽減法案が18日、州政府の 代表で構成される独連邦参議院(上院)で可決された。同法案はすでに連邦議会 (下院)を通過しており、来年1月1日付で施行される。企業を中心に年9
リコーは18日、英デルフォードに新会社リコー・プリンティング・ソリューション ズ・ヨーロッパ(RPSE)を設立したと発表した。各地域のマネジメント機能を集 約・強化し安定的な事業体制を構築する狙い。欧州の産業インクジェッ
高級乗用車大手の独BMWは18日、電池部品の輸送に電気自動車(BEV)トラックを投 入したと発表した。生産・販売ネットワーク内の輸送で発生する二酸化炭素 (CO2)の量を削減する「グリーン・トランスポート・ロジスティック
工作機械や半導体製造装置用レーザーの有力企業である独トルンプが17日に発表し た2024年6月通期の新規受注高は46億ユーロとなり、前期を10.4%下回った。受注 減は2期連続。景気低迷と地政学危機に加え、市場競争の激化
西バルカン諸国の地域協力を強化するとともに欧州連合(EU)加盟をサポートする ドイツ主導の「ベルリン・プロセス首脳会議」が発足から10年を迎えたことを受 け、独連邦統計局は18日、これら諸国との貿易統計を発表した。今年1
米国が中国を抜いてドイツ最大の貿易相手国になった。独連邦統計局の16日の発表 によると、2024年上半期の対米貿易総額は1,267億ユーロとなり、これまで1位だっ た対中を46億ユーロ上回った。輸出・輸入の両面で米国の重
ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相は16日、欧州風力発電タービンメーカー とサプライヤーの代表と会談し、欧州域内のバリューチェーン強化措置で合意した。 不当な助成措置や重要材料の独占を背景に存在感を急速に高める中国
ドイツ連邦統計局が17日に発表した8月の製造業受注残高指数(2021年=100)は物価 調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで102.6(暫定値)となり、前 月を1.0%下回った。前月は7カ月ぶりに上昇したが
自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンが同国西南部のザールブリュッケン にある工場で従業員の約20%に当たる1,800人を年末までに削減する意向だ。今夏に 打ち出した組織再編方針に基づく措置。需要の低迷が続いてお
野村総合研究所(NRI)は16日、欧州自動車業界のデータスペース「カテナX」の 認定を取得したと発表した。日本企業が同認定を受けるのは初めて。独自開発した EDCコネクター(データスペースに接続しデータ交換を行うソフトウ
ドイツ連邦陸運局(KBA)が16日に発表した電気自動車(BEV、乗用車)の1-9月期 の新車登録台数は27万6,390台となり、前年同期を28.6%下回った。購入補助金が 昨年12月に打ち切られたことが響いた格好で、乗用
ドイツ経済・気候省は15日、新しい脱炭素技術の投入に伴い価格競争面で不利にな る企業に、従来型の技術で生産する競合製品との差額を国が補填する「炭素差額契 約(CCfD)」を計15社と締結したと発表した。独政府がCCfDを
独電気電子工業会(ZVEI)は15日、同国電機業界の2024年の生産成長率を従来予測 の前年比2%減から同7%減へと引き下げた。新規受注減少の長期化で生産が低迷し ていることを受けたもの。会員企業を対象としたアンケート調
ドイツ連邦社会保険庁(BAS)は16日、公的健康保険の追加保険料率が来年は平均 0.8ポイント上昇し2.5%に達する見通しを明らかにした。医療費が急速に増えてい ることから大幅な引き上げが避けられなくなる。 公的健保の保
ドイツの経済立地は国内だけでなく国外からみても魅力が低下していることが、在外 ドイツ商工会議所(AHK)のアンケート調査で分かった。同国では2000年代前半〜中 盤の構造改革以降、競争力の向上に向けた本格的な取り組みが行
二酸化炭素(CO2)を生分解性プラスチックに変えるパイロット生産施設が14日、フ ランクフルトのヘキスト工業団地で稼働を開始した。気候変動とプラスチックごみに よる環境汚染の防止、石油に依存した化学生産からの脱却につなが