失業者の減少続く、製造業では操短が増加
ドイツ連邦雇用庁(BA)が3日発表した4月の失業者数は230万9,000人となり、前月を5万3,000人下回った。コロナ禍の発生で悪化した労働市場の回復は続いており、季節要因を加味したベースでも1万3,000人減少した。 […]
ドイツ連邦雇用庁(BA)が3日発表した4月の失業者数は230万9,000人となり、前月を5万3,000人下回った。コロナ禍の発生で悪化した労働市場の回復は続いており、季節要因を加味したベースでも1万3,000人減少した。 […]
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した同国の3月の機械新規受注高は前年同月を実質4%下回った。減少は2021年1月以来で、1年2カ月ぶり。2月下旬の戦争勃発を受け当事国のロシアとウクライナからの受注がなくなったうえ
乗用車大手のメルセデスベンツとBMWは3日、カーシェア合弁シェアナウを同業ステランティスに売却することで合意したと発表した。発足当初から赤字が続いていることから撤退に踏み切る。取引金額は非公開。カルテル当局の承認を経て譲
独ロベルト・コッホ研究所(RKI)は2日、新型コロナウイルス感染者の隔離期間を従来の10日から5日に短縮することを勧告した。国と州の保健相合意を踏まえたもので、各州は今後、同勧告に基づいた新ルールを導入する。バイエルン州
ドイツとインドの政府間協議が2日、ベルリンで開催された。独政府は日本や東南アジア諸国連合(ASEAN)などとともにインドとの関係を強化し、経済的な中国依存是正を進める方針を打ち出している。今回の協議では気候温暖化対策で協
独商用車大手ダイムラー・トラックは2日、バスのすべてのセグメントで2030年までに電動モデルを投入すると発表した。車両の脱炭素化に向けた取り組みの一環で、まずは主要市場の欧州とラテンアメリカで実現する。 二酸化炭素(CO
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が自動運転用の半導体を米クアルコムから調達するとの観測が浮上している。社内情報として経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が2日付で報じた。競合ダイムラーとBMWはすでに同半導体の調
暖房大手の独フィースマンは2日、グリーンな環境ソリューションに今後3年で総額10億ユーロを投資すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州域外へのエネルギー依存度を引き下げる必要性が急速に高まったことを受けた措置。
ドイツのオーラフ・ショルツ新首相は28~29日、日本を訪問した。ドイツは今年、G7の議長国を務めていることから、その意見調整のための訪日だったが、就任後初のアジア外遊で日本を選んだのは、国際情勢の緊迫や温暖化の危機を背景
ドイツ連邦統計局が29日発表した3月の輸入物価指数は前年同月比31.2%増となり、1974年9月以来の大きな上げ幅を記録した。ロシアのウクライナ侵攻(2月24日開始)が反映された格好で、上げ幅は前月の同26.3%から4.
ドイツ連邦統計局が29日発表した2022年1-3月期の国内総生産(GDP、速報値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期を0.2%上回った。オミクロン株の流行とウクライナ戦争の勃発が足かせとなったものの、2四半期ぶ
自動車大手フォルクスワーゲン(VW)とエネルギー大手bpは28日、両社の戦略パートナーシップに基づく最初の急速充電ステーションを独西部のデュッセルドルフに開設した。欧州での急速充電網構築に向け、一歩を踏み出した格好。今後
独化学大手BASFのマルティン・ブルーダーミュラー社長は29日の株主総会で、ロシア産天然ガスの輸入禁止措置に踏み切らないよう政府などに強く促した。ロシアへのエネルギー依存から可能な限り早く脱却することを目指すことは重要だ
ドイツ連邦統計局が28日発表した4月の消費者物価指数(暫定値)は前年同月比7.4%増となり、インフレ率は前月の7.3%から一段と高まった。食料品の上げ幅が6.2%から8.5%へと拡大。全体が強く押し上げられた。エネルギー
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が米テネシー州チャタヌーガ工場を大幅に拡張するとの観測が浮上している。複数のメディアが消息筋の情報として報じたもので、電気自動車(BEV)と車載電池の生産を考えているもようだ。同社
ドイツ政府は27日の閣議で、物価高騰の直撃を受ける市民の負担軽減策を了承した。3月下旬の与党合意を受けたもので、コロナ禍からの経済回復に伴うインフレがロシアのウクライナ侵攻で加速していることに対処する。購買力の低下を相殺
独フランクフルト検察当局は27日、スズキの独法人に立ち入り調査を実施した。ディーゼル車排ガス不正をめぐり欧州連合(EU)の欧州司法機構(ユーロジャスト)が中心となって進める国際捜査の一環。同社のほか、同業ステランティスと
ロシアがポーランドとブルガリアへの天然ガス供給を停止したことを受け、ドイツ経済・気候省は27日に声明を発表し、国内の供給は現時点で安定していることを明らかにした。ロシアからのパイプライン輸送は安定した水準を保ち、国内の貯
市場調査大手GfKが27日発表したドイツ消費者信頼感指数の5月向け予測値は、4月のマイナス15.7ポイント(確定値)からマイナス26.5ポイントへと落ち込み、コロナ禍初期の2020年5月に記録した過去最低(-23.1ポイ
化学大手の独BASFは27日、ロシアとベラルーシの事業を7月初旬までにほぼ停止すると発表した。ウクライナに対するロシアの侵略戦争を受けた措置。新規事業についてはすでに停止しており、停止の対象を既存事業にも拡大する。 両国
金属労組IGメタルの賃金委員会は26日、鉄鋼業界の次期労使交渉で8.2%の大幅ベースアップを要求する方針を決議した。5月8日に正式決定し交渉に臨む意向だ。 鉄鋼業界では5月13日から北西部地区(ノルトライン・ヴェストファ
独複合企業ティッセンクルップのエンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデは26日、化学大手BASFと共同で脱水素化技術を改良したと発表した。顧客企業は二酸化炭素(CO2)排出量やコストを削減できるとしている。 両社
Ifo経済研究所が26日発表した4月の独製造業輸出期待指数(DI)は前月のマイナス2.3ポイントからプラス3.5ポイントへと5.8ポイント上昇した。前月はロシアのウクライナ侵攻(2月24日に開始)を受け、19.3ポイント
ドイツ政府は25日、エネルギー安定確保法改正案の起草支援を決議した。ロシアのウクライナ侵攻とそれに起因する制裁合戦を受け、天然ガスなどの輸入が今後、大幅に減り国内供給不足に陥る懸念を踏まえた措置。危機的な状況が発生した場
独経済・気候省は25日、車載電池のデジタルパスポート開発を進めるコンソーシアムに補助金を交付すると発表した。資源採掘からリサイクルに至るサプライ・バリューチェーン全体で人権侵害や環境破壊が起きていないことを同パスポートで
Ifo経済研究所が25日発表した4月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は91.8となり、前月を1.0ポイント上回った。今後6カ月の見通しを示す期待指数が上昇したことが大きい。クレメンス・フュスト所長は「ロシアの
総合医療大手の独フレゼニウスはロシア事業を継続する意向だ。シュテファン・シュトゥルム社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙への寄稿文で明らかにした。 同社は現在、ロシアで人工透析センターおよそ100カ所を運営。病院向
血液製剤製造の独ビオテストは25日、スペインの製薬大手グリフォルスによる同社の買収手続きが完了したと発表した。グリフォルスは買収によりノウハウや製品ポートフォリオを拡充。ビオテストは米国市場への再進出を果たす。 グリフォ
化学大手の独BASFは22日、スウェーデンのエネルギー大手バッテンフォールと共同でオランダの洋上風力発電パーク入札に共同応札すると発表した。自社工場用の再生可能エネルギー電力を確保する狙い。バッテンフォールとはオランダの
自動車部品大手の独コンチネンタルがロシア事業を再開した。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が同社の確認を得た情報として報じたもので、広報担当者は4月11~17日の週にカルーガにあるタイヤ工場で生産を再開したことを明らか
自動車部品大手の独コンチネンタルは21日、2022年12月期の利益率予測を引き下げた。ロシアのウクライナ侵攻を受け、調達、エネルギー、物流コストの上昇が一段と加速すると予想されるためで、売上高営業利益率(調整済みのEBI
ドイツ連邦統計局が21日発表した2月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を1.0%上回る148.1(暫定値)へと上昇した。上昇は2カ月ぶり。前月は1年8カ月ぶりに低下した
ドイツ連邦統計局が20日発表した3月の生産者物価指数は前年同月比30.9%増となり、統計を開始した1949年以降で最大の上昇率を4カ月連続で更新した。ロシアのウクライナ侵攻(2月24日開始)を受け、上げ幅は前月の25.9
独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した3月の粗鋼生産高は前年同月比11.8%減の332万7,000トンと大きく落ち込んだ。ロシアのウクライナ侵攻の影響が鮮明に反映された格好で、高炉鋼が13.2%減の222万トン、電炉鋼
独ニーダーザクセン(NS)州経済省は20日、北海の独蘭海域で天然ガスを採掘するプロジェクトについて蘭採掘会社ワンディアス(ONE-Dyas)と大枠合意したと発表した。NS州政府はこれまで同プロジェクトに否定的な立場を示し
ドイツ連邦統計局が12日発表した3月の卸売物価指数は前年同月比の上げ幅が22.6%に達し、統計を開始した1962年以降の最高を記録した。ウクライナに対するロシアの軍事侵攻(2月24日に開始)が反映された格好で、上昇率は前
自動車部品大手の独ボッシュは12日、自動運転用ソフトウエア開発の英ファイブを買収することで合意したと発表した。自動運転の安全性を一段と高める狙い。独禁当局の承認を経てファイブを取得し、クロスドメイン・コンピューティング・
ドイツ南部のラインフェルデンにある特殊化学大手エボニックの工場で12日午前10時12分、爆発事故が発生した。事故が起きたのは電池材料の生産施設。従業員3人が重傷を負い、病院に運ばれた。原因は現時点で解明されていない。同施
半導体大手の独インフィニオンは12日、インドネシアでの生産能力を拡大すると発表した。事業の拡大を図るとともに、サプライチェーンの強靭性を高める狙い。需要が増えている車載品の組み立て・検査能力を特に強化する。 バタム島の自
化学大手の独BASEは11日、2022年1-3月期(第1四半期)暫定決算の純利益が前年同期比29%減の12億2,100万ユーロへと大幅に縮小したことを明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻を受け、石油・天然ガス子会社ヴィン
ドイツのアンネ・シュピーゲル家族相(緑の党)は11日、辞意を表明した。昨年夏に同国西部を襲った歴史的な洪水被害の発生後に家族で長期のバカンス旅行に出かけていたことなどが発覚し、辞任圧力が高まっていた。ロシアのウクライナ侵
独北部シュターデ産業団地でLNG(液化天然ガス)ターミナルの建設を計画する企業連合ハンゼアティック・エナジー・ハブ(HEH)は11日、米化学大手ダウ・ケミカルを新たな出資者として迎え入れると発表した。ダウは少数株主として
高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは11日に開催した投資家・アナリスト向けのESG(環境・社会・企業統治)説明会で、乗用車のライフサイクル全体で発生する二酸化炭素(CO2)の量(カーボンフットプリント=CF)を20
ドイツは現在、隣接する欧州連合(EU)加盟国のなかで自動車燃料価格が最も高いグループに属している。連邦統計局が連邦カルテル庁傘下の自動車燃料市場透明化局(MTS-K)と欧州委員会のデータをもとに11日、明かにした。 それ
ドイツ政府は8日、ロシアのウクライナ侵攻と対露制裁の影響を強く受ける企業への支援方針を発表した。経済の悪化を緩和することが狙い。クリスティアン・リントナー財務相は「この状況下で何もしないという選択肢はない」と強調した。欧
ドイツの州政府代表で構成される連邦参議院(上院)は8日、天然ガスの備蓄を義務化する法案を可決した。天然ガスの安定供給確保を狙った同法案はすでに連邦議会(下院)を通過しており、5月1日までに施行される見通しだ。 欧州では昨
ドイツ連邦統計局が8日発表した2月の住宅建築価格指数(付加価値税込み)は前年同月を14.3%上回った。幅広い資材分野での価格上昇が反映された格好。前回発表の昨年11月(同14.4%)に引き続き14%台の大きな上げ幅となっ
独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した同国電機業界の3月の景況感指数(DI)は19.3ポイントとなり、前月の38.3ポイントから大幅に低下した。同指数の悪化は4カ月ぶり。ロシアのウクライナ侵攻を受けて先行き不透明感が
高級乗用車大手の独BMWは8日、同社が調達するアルミホイールの生産向け電力を100%再生可能エネルギー電力に切り替えることでサプライヤーと合意したと発表した。サプライチェーンの脱炭素化に向けた取り組みの一環。ホイールの鋳
新型コロナウイルスワクチンの接種義務化に向けて独与党3党の議員が上程した法案が7日の連邦議会で否決された。党議拘束がなく反対票を投じる与党議員が多かったためだ。新たな法案が作成されるかどうかは現時点で定かでなく、ドイツで