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ポーランド石油大手オルレン、電力大手エネルガを買収

ポーランドの石油大手PKNオルレンは20日、同国電力大手エネルガについて実施していた株式公開買い付け(TOB)を通じ、目標の株式66%を取得したと発表した。

オルレンは今年1月31日にTOBを開始した。

同社は新型コロナウイルス流行の影響を考慮し、3月にTOBの期間を当初予定の4月9日から22日まで延長していた。

ポーランド石油大手オルレン、電力大手エネルガを買収

ポーランドの石油大手PKNオルレンは20日、同国電力大手エネルガに対して実施した株式公開買い付け(TOB)で、目標の株式66%を取得したと発表した。

オルレンは今年1月31日にTOBを開始した。

同社は新型コロナウイルス流行の影響を考慮し、3月にTOBの期間を当初予定の4月9日から22日まで延長していた。

ポーランド石油大手オルレン、独小売市場で自社名ブランド展開

2003年にドイツ市場に参入した同社はこれまで格安ブランドの「スター」(Star)として580余りのスタンドを展開してきた。

PKNオルレンは昨年、外国市場におけるブランド強化を行うことを決定し、ドイツでは11月からテレビCMやウェブ広告を利用したキャンペーンを開始した。

当初はオルレンとスター両方のブランドの浸透を図る方針で、スロバキアでもオルレンのほか、格安スタンドのベンジナ(Benzina)を並行して展開していく方針だ。

チェコ石化大手ユニペトロル、プラスチック再生利用プロジェクトを実施

廃プラスチックの再生利用プロジェクト「PYREKOL」の一環で、ケミカルリサイクルした再生材を実際の生産工程へ組み込むための試験を実施する。

このうち、リサイクルされるのが37%、熱回収(サーマルリサイクル)されるのが18%で、残る45%は埋立処理されている。

ユニペトロルは、これまでリサイクルされていない廃材から原料を取り出し、通常のプラスチック生産工程で材料として活用することを目指している。

ポーランド石油大手オルレン、燃料電池列車の開発でPESAと提携

ポーランド石油大手PKNオルレンと鉄道車両メーカーのPESAはこのほど、水素燃料電池を動力とする車両を共同開発することで基本合意した。

その関連で、トシェブニツァ拠点に水素精製プラントを設置する計画に言及した。

同プラントは2021年に稼働し、機関車を含む車両用燃料を生産する予定だ。

ポーランド石油大手オルレン、電力大手にTOB

来年1月31日から4月9日まで、1株当たり7ズロチで買収する内容で、66%以上の取得を取引成立条件としている。

全株を取得した場合の取引額は28億ズロチ(6億5,400万ユーロ)に上る。

オルレンはエネルガ取得について、「マルチ・エネルギー企業」への転換を図るグループ戦略を推進するためと説明している。

ポーランド石油最大手の2位買収、欧州委が本格調査開始

欧州委員会は7日、ポーランド石油最大手のPKNオルレンが同国内2位の国営ロトスを買収する計画について、本格的な調査を開始したと発表した。

国内などの石油製品販売で寡占が強まるためで、改めて詳細な調査を実施して買収の可否を判断する。

とくにポーランド、エストニアの航空機用ジェット燃料の元売り市場を両社が独占していることを問題視している。

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