2010/2/1

産業・貿易

EUとノルウェー、北海の漁業枠で合意

この記事の要約

EUとノルウェーは1月26日、北海の漁獲枠について合意に達した。6週間に及んだ欧州委員会とノルウェー政府の話し合いは12月初めにいったん決裂し、年明けから双方の漁船は相手方の水域から締め出されていた。\ 今回の合意では北 […]

EUとノルウェーは1月26日、北海の漁獲枠について合意に達した。6週間に及んだ欧州委員会とノルウェー政府の話し合いは12月初めにいったん決裂し、年明けから双方の漁船は相手方の水域から締め出されていた。

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今回の合意では北海のサバについて10年間の管理計画を盛り込み、双方の水域で相手方の操業を大幅に認めるものの漁獲枠は5%の削減となる。同計画は5年後に見直しを行う。またタラ、コダラ、ホワイティング、ニシン、カレイについてはEUとノルウェーで資源量を共同で管理する。タラの漁獲枠は16%拡大されるものの、ホワイティングとコダラは15%縮小される。

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同水域では主にスコットランドの漁船が操業しており、英国・スコットランド自治政府のロッホヘッド漁業相は、「こうした複雑で難しい問題では望むものがすべて手に入る国はない」として、スコットランドにとっては最良の取り決めと評価している。

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