欧州委員会は22日、EU加盟を目指すバルカン諸国に貿易上の優遇措置を適用する制度の延長を提案した。同措置はこれらの国々とEUとの経済統合を深めるため2000年に導入されたもので、2005年に延長された。今年12月末で失効する予定だったが、対象国にとって必要と判断し、2015年末まで適用する。これにより対象国は引き続き、ほぼ全品目をEUに関税ゼロで輸出できる。
\対象となるのは、EU加盟の前段階となる「安定化・連合協定(SAA)」を締結しているアルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、マケドニア、モンテネグロ、セルビアの各国とコソボ。
\延長はEU加盟国および欧州議会の承認を経て正式決定する。
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