2010/5/10

総合 –EUウオッチャー

欧州中銀、金利据え置き

この記事の要約

欧州中央銀行(ECB)は6日にリスボンで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏16カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは12カ月連続。インフレ圧力が依然として弱いことから、現行金 […]

欧州中央銀行(ECB)は6日にリスボンで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏16カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは12カ月連続。インフレ圧力が依然として弱いことから、現行金利水準は適切と判断し、利上げを見送った。

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金利据え置きは予想通り。理事会後のトリシェ総裁の記者会見では、ギリシャ危機に関連する質問が集中した。トリシェ総裁はギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念について「デフォルトなど問題外だ」と一蹴。また、信用不安がポルトガル、スペインなどに波及する恐れについても「ポルトガルとスペインはギリシャではない」ときっぱり否定した。

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