2010/5/10

総合 –EUウオッチャー

欧州議会が18名増員可決、リスボン条約発効で

この記事の要約

欧州議会は6日の本会議で、議員数を一時的に18名増やすことを可決した。EUの新基本条約「リスボン条約」の発効に伴うもので、現議員の任期が切れる2014年6月まで規定の定数より3名多い754議席となる。\ 昨年12月に発効 […]

欧州議会は6日の本会議で、議員数を一時的に18名増やすことを可決した。EUの新基本条約「リスボン条約」の発効に伴うもので、現議員の任期が切れる2014年6月まで規定の定数より3名多い754議席となる。

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昨年12月に発効したリスボン条約では、欧州議会の定数を751議席とすることが定められているが、現議員は条約発効前の昨年6月の選挙で選ばれたため736議席にとどまる。増員はこれに応じたもので、スペインが4議席、フランスとスウェーデン、オーストリアが各2議席、イタリア、英国、オランダ、ポーランド、ブルガリア、ラトビア、スロベニア、マルタが各1議席を新たに確保する。一方、ドイツは議席が3つ減る。ただし、この3議席は次期欧州議会選までは維持されることから、増員は3名多い18名となる。

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同措置は一時的とはいえ、リスボン条約の改定が必要。加盟国による条約改定批准を経て実施される。

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