2010/5/31

競争法

ユニリーバのサラ・リー事業買収、欧州委が認可先送り

この記事の要約

英・オランダ系の食品・日用品大手ユニリーバは25日、米同業サラ・リーのボディケア事業などを買収する計画の可否をめぐるEUの審査がずれ込む見通しであることを明らかにした。競争上の問題が浮上しているためで、欧州委員会は5月3 […]

英・オランダ系の食品・日用品大手ユニリーバは25日、米同業サラ・リーのボディケア事業などを買収する計画の可否をめぐるEUの審査がずれ込む見通しであることを明らかにした。競争上の問題が浮上しているためで、欧州委員会は5月31日に設定している審査期限を4カ月延長し、本格的な調査を実施したうえで買収を認めるかどうかの判断を下す見込みだ。

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ユニリーバは2009年9月、サラ・リーのボディケア事業と欧州の洗剤事業を総額12億8,000万ポンドで買収することで合意していた。買収対象にはドイツのシャワージェル・ブランド「ドゥーシュダス(duschdas)」などが含まれる。

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ユニリーバは声明で「欧州委員会が買収について、欧州市場での競争に及ぼす影響を見極めるまで、もっと多くの時間を必要としていることが明らかになった」とコメントしている。

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