2010/7/19

産業・貿易

6月のEU新車販売6.9%減、3カ月連続低迷

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の6月の新車販売(登録)台数は134万1,092台となり、前年同月から6.9%減少した。販売減少は3カ月連続。1-6月期の販売台数は728 […]

欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の6月の新車販売(登録)台数は134万1,092台となり、前年同月から6.9%減少した。販売減少は3カ月連続。1-6月期の販売台数は728万5,487台で、前年同期から0.2%増加したものの、新車買い替え奨励策が多くの国で打ち切られたことで需要が再び低迷しており、厳しい状況が続きそうだ。(表参照)

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主要市場ではドイツが32%減となったほか、フランス、イタリアが低迷。英国、スペインは高い伸びを維持している。

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欧米の主要メーカーで販売が伸びたのは仏ルノー、独BMWだけ。伊フィアットは20%減と大幅に落ち込んだ。最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は8.9%減だった。

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日本車はトヨタが14.8%減。ただ、レクサスは0.6%増と上向いた。このほか、スズキが29.6%減、ホンダが14.7%減、マツダが1.6%減と苦戦。一方、日産が27%増、三菱が0.5%増と健闘した。

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