2010/9/6

環境・通信・その他

ガーナの貨物航空会社の運航を禁止、「危ない航空会社」リスト見直し

この記事の要約

欧州委員会は2日、ガーナのメリディアン航空に対してEUへの乗り入れを禁止するとともに同国のエアリフト・インターナショナルについて乗り入れを一部機体に制限した。両社はともに貨物輸送専門の航空会社。EUは2006年3月から安 […]

欧州委員会は2日、ガーナのメリディアン航空に対してEUへの乗り入れを禁止するとともに同国のエアリフト・インターナショナルについて乗り入れを一部機体に制限した。両社はともに貨物輸送専門の航空会社。EUは2006年3月から安全基準を満たしていない航空会社を「危ない航空会社」に指定して域内への乗り入れを制限している。今回は加盟国のうち2カ国が乗り入れを禁止したのに伴い見直しを行った。

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メリディアン航空は英国、ベルギー、フランス、ドイツ、オランダに就航しているが、機体のほかEU内で同社が使用する施設に対する検査でも劣悪な結果が続いていたため全面的な乗り入れ禁止となった。一方、エアリストは機体1機の結果が国際基準を大幅に下回ったため、格納されている2機と合わせて同機の乗り入れを禁止した。これにより同社で運航が認められるのは1機だけとなる。

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今回の見直しにより、アフガニスタン、スリナム、カンボジア、ルワンダにガーナを加えた5カ国でそれぞれ1社が乗り入れ禁止となった。なお全社の運航を禁止されている国は17カ国で、対象となる航空会社は合わせて278社に上り、運航を制限されている航空会社は10社となった。

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