EU統計局ユーロスタットは14日、ユーロ圏の7月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比で横ばいだったと発表した。前月の0.2%低下に続く停滞で、製造業の回復にかげりがみえてきた。(表参照)
\EU27カ国ベースの鉱工業生産指数も横ばい。データが出そろっている22カ国をみると、10カ国で上昇、10カ国で低下、2カ国で横ばいと、大きく分かれた。主要国ではスペインが低下、ドイツが横ばい、フランス、イタリア、英国で上昇した。
\オランダ大手銀行ABNアムロのエコノミストは今回の結果について、「世界経済の減速に伴い、ユーロ圏製造業の需要が減っていることを示すサインだ」と分析している。
\前年同月比ではユーロ圏が7.1%、EUが6.8%の上昇となったが、上げ幅はそれぞれ前月の8.3%、7.9%から縮小した。
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