2010/11/1

競争法

英レキットのSSL買収、条件付きで承認

この記事の要約

欧州委員会は10月25日、英ヘルスケア製品大手のレキット・ベンキーザーが英同業SSLインターナショナルを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。レキットは英国、アイルランドでSSLの口腔痛治療薬事業を手放すことを求め […]

欧州委員会は10月25日、英ヘルスケア製品大手のレキット・ベンキーザーが英同業SSLインターナショナルを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。レキットは英国、アイルランドでSSLの口腔痛治療薬事業を手放すことを求められる。

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SSLはコンドームのブランド「デュレックス」で知られるヘルスケア・グループ。家庭用洗剤「シリットバン」、ニキビ治療薬「クレアラシル」などを持つレキットは7月、同社を総額25億4,000万ポンドで買収することで合意していた。

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欧州委の審査では、両社は英、アイルランドで家庭用口腔痛薬事業が大きく重なり、レキットが買収によって両国の同市場を寡占する恐れがあることが判明。これに対してレキットが、英国で成人・子供向けの口腔痛薬ブランドを、アイルランドで同成人向けをそれぞれ第三者に譲渡することを申し出たことから、その実行を条件に認可した。

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