2010/11/15

欧州ビジネスウオッチ

英ボーダフォン、ソフトバンク権益を売却

この記事の要約

携帯電話サービス世界最大手の英ボーダフォンは9日、2006年の日本法人売却時にソフトバンクから得た権益を総額31億ポンド(4,125億円)でソフトバンクに売却すると発表した。対象となるのはソフトバンク子会社BBモバイルの […]

携帯電話サービス世界最大手の英ボーダフォンは9日、2006年の日本法人売却時にソフトバンクから得た権益を総額31億ポンド(4,125億円)でソフトバンクに売却すると発表した。対象となるのはソフトバンク子会社BBモバイルの優先株、新株予約権、ソフトバンクモバイルの劣後借入の元利金。売却今年12月、来年4月の2回に分けて実施する。

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今回の権益売却は、欧州など中核市場や新興市場に経営資源を集中するため、非中核事業を手放す戦略の一環。ボーダフォンは9月、中国携帯電話サービス最大手のチャイナモバイル(中国移動)に対して保有する全株式(発行済み株式の3.2%)を約43億ポンド(52億ユーロ)売却すると発表していた。

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一方、ボーダフォンが同日発表した2010年9月中間決算の純利益は75億4,200万ポンドで、前年同期から56%増加。売上高は3.9%増の226億ポンドだった。

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