2010/11/22

欧州ビジネスウオッチ

独VW、今後5年間516億ユーロ投資

この記事の要約

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は19日、2011~15年の5年間に総額516億ユーロを投資する計画が監査役会で承認されたと発表した。環境技術と新モデルに重点を置く考えで、ヴィンターコルン社長は「VWを世界 […]

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は19日、2011~15年の5年間に総額516億ユーロを投資する計画が監査役会で承認されたと発表した。環境技術と新モデルに重点を置く考えで、ヴィンターコルン社長は「VWを世界で最も将来性の高い自動車メーカーにする」との抱負を語った。同社は2018年までにトヨタ自動車を抜いて世界最大手になることを目指している。

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設備投資額は413億ユーロで、うち57%をドイツ国内に割り振る。研究開発投資は103億ユーロ。売上高に占める投資総額の割合は6%程度を見込む。

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新モデルには設備投資の67%に当たる277億ユーロを投じる。生産施設などモデルを横断する分野の設備投資額は136億ユーロを予定している。

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中国現地の合弁企業はVW本体とは別に、5年間に計106億ユーロを投資に回す。これら合弁会社のキャッシュフローから全額を捻出する。

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