2011/1/10

競争法

シェルとコザンのエタノール合弁を承認

この記事の要約

欧州委員会は4日、欧州石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(英蘭)がブラジル最大のエタノール・砂糖生産会社であるコザンと合弁会社を設立する計画を承認したと発表した。欧州市場での競争に大きな影響を及ぼすことはないとして、初期調 […]

欧州委員会は4日、欧州石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(英蘭)がブラジル最大のエタノール・砂糖生産会社であるコザンと合弁会社を設立する計画を承認したと発表した。欧州市場での競争に大きな影響を及ぼすことはないとして、初期調査だけで認可に踏み切った。

\

シェルとコザンは昨年2月に合弁事業で合意していた。コザンは合弁会社にブラジル国内のエタノール生産、製糖、発電、燃料小売り事業などを移管。シェルはブラジルの燃料小売り、航空燃料事業を移す。新会社が持つ給油所は国内3位の4,500に上る。エタノール事業では、当面は国内への供給に集中するが、将来的には輸出も手がける方針だ。

\