欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の2月の新車販売(登録)台数は98万1,429台となり、前年同月から0.9%増加した。販売増加は11カ月ぶり。最大の市場であるドイツで、昨年同月に新車買い替え奨励策が終了して販売が減った反動で大幅増となったほか、多くのメーカーが値下げや低利の自動車ローン提供などを実施している結果、販売低迷に歯止めがかかった。(表参照)
\主要市場ではドイツが15.2%増、フランスが13.2%増と大幅に伸びた。イタリア、スペイン、英国では不振が続いている。
\主要メーカーでは欧州最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が8.4%増と好調。米ゼネラル・モーターズ、仏ルノー、独BMW、ダイムラーも増えた。日本車はトヨタが3.2%、スズキが4.5%、ホンダが1.4%、マツダが15.3%の幅で減少した一方で、日産が21.5%増、三菱が25.4%増と好調だった。
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