2011/3/21

環境・通信・その他

温効ガス削減目標を引き上げ、独など7カ国が提唱

この記事の要約

ドイツ、英国などEU7カ国の環境相は14日、EUの温室効果ガス削減計画に関して、排出量を2020年までに1990年比で20%削減するという目標の引き上げを求める共同声明を発表した。環境対策だけでなく、将来に原油価格がさら […]

ドイツ、英国などEU7カ国の環境相は14日、EUの温室効果ガス削減計画に関して、排出量を2020年までに1990年比で20%削減するという目標の引き上げを求める共同声明を発表した。環境対策だけでなく、将来に原油価格がさらに高騰した場合にも有益として、再生可能エネルギーの利用拡大などによって排出量の30%削減を目指すべきだとしている。

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共同声明を出したのは、ドイツ、スペイン、英国、スウェーデン、デンマーク、ポルトガル、ギリシャの環境相。

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EUは2050年までに温効ガス排出量を90年比で80~95%削減するという長期目標を掲げている。20年までの削減目標は20%だ。7カ国の共同声明は、EUが2009年までに排出量の17%削減を達成したことに触れ、「我々はゼロからスタートするわけではない」と指摘。他の加盟国に対して、目標引き上げに向けた協議に着手するよう呼びかけている。

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