2011/3/28

産業・貿易

ノバルティスのMS治療薬、EUが承認

この記事の要約

スイスの製薬大手ノバルティスは21日、同社が開発した経口の多発性硬化症(MS)治療薬「ジレンヤ(Gilenya)」の販売がEUから承認されたと発表した。これにより同治療薬は域内27カ国での販売が可能となる。\ ジレンヤは […]

スイスの製薬大手ノバルティスは21日、同社が開発した経口の多発性硬化症(MS)治療薬「ジレンヤ(Gilenya)」の販売がEUから承認されたと発表した。これにより同治療薬は域内27カ国での販売が可能となる。

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ジレンヤは再発寛解型多発性硬化症(RRMS)の治療薬。神経炎症をもたらすリンパ球の中枢神経系への浸潤を阻止することで、多発性硬化症に伴う炎症を抑制する効果がある。ノバルティスによると、これまで多発性硬化症の薬物治療には注射剤しかなかったが、ジレンヤによって1日1回の経口投与という利便性の高い形での治療が可能となる。

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すでにジレンヤは米国、ロシアなどで承認済み。日本では「フィンゴリモド」という製品名で販売承認を申請している。

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