2011/4/11

総合 –EUウオッチャー

EUが日本に1千万ユーロ追加支援、被災者の救援物資購入に

この記事の要約

欧州委員会は4日、東日本大震災の支援策として、1,000万ユーロ(約12億円)の追加拠出を決めたと発表した。避難所で暮らす被災者のための食料、水、毛布などの購入に充てる。すでにEUは日本に500万ユーロの支援を行っており […]

欧州委員会は4日、東日本大震災の支援策として、1,000万ユーロ(約12億円)の追加拠出を決めたと発表した。避難所で暮らす被災者のための食料、水、毛布などの購入に充てる。すでにEUは日本に500万ユーロの支援を行っており、支援総額は1,500万ユーロを超えることになる。

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追加支援は国際赤十字、赤新月社連盟を通じて実施する。岩手、宮城、福島の避難所にいる8,000家族をめどに救援物資を届けるのが目的だ。

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EUは大震災発生後にいち早く日本への支援に動いており、欧州委のゲオルギエワ委員(国際協力・人道援助・危機対応担当)が3月末に訪日して被災地を視察した。26日に支援第1弾として加盟国が提供した72トンの救援物資を空輸。その後も放射線測定器、食料、寝袋などの物資を3回にわたって送り届けている。19日からは19人の専門家を派遣し、被災地への物資輸送の調整にあたっている。

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ゲオルギエワ委員は「我々は引き続き勇気ある友人の支えになるつもりだ」と述べ、今後も日本政府の要請に応じて追加支援を行う用意があることを明らかにした。

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