2011/4/11

環境・通信・その他

「.eu」ドメインの導入から5年、登録件数世界9番目に

この記事の要約

EU独自のトップレベルドメイン(TLD)「.eu」の導入から7日で5年が経過した。欧州企業がEUブランドを前面に押し出し、事業を優位に展開することを狙って2006年4月に導入された「.eu」は、世界で9番目、欧州では4番 […]

EU独自のトップレベルドメイン(TLD)「.eu」の導入から7日で5年が経過した。欧州企業がEUブランドを前面に押し出し、事業を優位に展開することを狙って2006年4月に導入された「.eu」は、世界で9番目、欧州では4番目に登録数の多いTLDとなり、とりわけ域内の中小企業に多くの恩恵をもたらしている。

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欧州委員会によると、「.eu」の登録件数は昨年末時点で累計333万2,253件に達し、欧州ではドイツの国別ドメイン「de.」、英国の「.uk」、オランダの「nl.」に次いで広く利用されている。国別の登録件数はドイツが全体の31%を占めてトップを堅持。以下オランダ(13%)、英国(10%)、フランス(9%)、ポーランド(6%)と続いている。09年12月には域内で使用されている23の公用語の表記(ギリシャ文字やキリル文字など)によるドメイン登録が可能になり、最近はチェコ、スロバキア、ポーランド、エストニア、リトアニアなどで「.eu」の登録件数が急速に増えている。

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欧州委のクルース副委員長(デジタルアジェンダ担当)は声明で「欧州単一市場で認知度を高めたいと考えている中小企業の間でEUドメイン導入が進んでいることを特にうれしく思う。「.eu」を活用することで個人と企業はEUの一員であることをアピールすることができ、世界各地の潜在顧客からひと目で認知される」と指摘している。

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