2011/4/11

欧州ビジネスウオッチ

川崎汽船、独SALグループを完全子会社化

この記事の要約

川崎汽船は4日、ドイツ重量物輸送専業船社SALグループへの出資比率を6月末日付で従来の50%から100%へと引き上げると発表した。世界経済の回復に伴い、エネルギー開発、インフラ整備に不可欠な重量物船需要が拡大すると見込み […]

川崎汽船は4日、ドイツ重量物輸送専業船社SALグループへの出資比率を6月末日付で従来の50%から100%へと引き上げると発表した。世界経済の回復に伴い、エネルギー開発、インフラ整備に不可欠な重量物船需要が拡大すると見込み、完全子会社化に踏み切る。今後は重量物船事業をコア事業に発展させていく方針だ。取引金額は明らかにしていない。

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SALグループは1865年の創設で、営業・運航・船舶管理を全て自社グループで行っている。売上高は約2億ユーロで、現在16隻の重量物船を保有・運航する。川崎汽船は完全子会社化後も、SALグループの社名、本社所在地を変更せず、従業員も全員、継続雇用する。

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