2011/4/18

欧州ビジネスウオッチ

ダイムラーとボッシュ、EV用モーターを共同生産

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは12日、電気自動車(EV)用モーターを独自動車部品大手のボッシュと共同開発・生産することで基本合意したと発表した。折半出資の合弁会社設立に向けて今後、協議を進め、2012年から生産する予定だ。自 […]

独自動車大手のダイムラーは12日、電気自動車(EV)用モーターを独自動車部品大手のボッシュと共同開発・生産することで基本合意したと発表した。折半出資の合弁会社設立に向けて今後、協議を進め、2012年から生産する予定だ。自動車メーカーと部品メーカーが部品を共同生産する初のケースとして注目されている。

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同合弁は独南部のシュツットガルトと北部のヒルデスハイムで業務を行う。共同生産するモーターはまず、ダイムラーの「メルセデス」、「スマート」ブランドに投入。将来的には他の自動車メーカーにも提供していく。外部のメーカーへの販売はボッシュが引き受ける。

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ダイムラーが部品メーカーとの共同生産に踏み切るのはコスト負担を軽減するためだ。EV用モーターの量産化には多大の費用を要するにもかかわらず、EV市場の成長スピードが鈍いため、単独生産では採算割れに陥る恐れがある。

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