2011/5/16

競争法

仏フリーへの3G免許付与、競争上の問題なし=欧州委

この記事の要約

欧州委員会は10日、フランス政府が第3世代(3G)携帯電話サービスの事業免許をインターネット接続サービス会社のフリーに付与したのは妥当との判断を示した。ライバルの通信会社は競争上の問題があるとして異議を申し立てていたが、 […]

欧州委員会は10日、フランス政府が第3世代(3G)携帯電話サービスの事業免許をインターネット接続サービス会社のフリーに付与したのは妥当との判断を示した。ライバルの通信会社は競争上の問題があるとして異議を申し立てていたが、EUのルールに沿った公正な手続きで免許を与えたと結論付けた。

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フランス政府は2009年、4件目の3G免許をフリーに付与した。これに関して、すでに同免許を取得していたオレンジ、SFR、ブイグ・テレコムは、フリーが支払った金額が2億4,000万ユーロで、3社の各6億1,900万ユーロを大幅に下回る点について、不当な補助に当たるとして欧州委に異議を申し立てていた。

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しかし、欧州委は調査の結果、手続きは「EUの規則に沿って透明かつオープンに進められた」もので、「国家補助の要素は一切ない」として、3社の主張を退けた。

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