2011/6/6

欧州ビジネスウオッチ

仏シュナイダー、スペインのソフト会社を買収

この記事の要約

仏エンジニアリング大手シュナイダー・エレクトリックは1日、スペインのソフトウエア開発会社テルベントGITを買収すると発表した。買収総額は20億ドル。今年9月末までの買収手続き完了を目指す。\ シュナイダーは配電・制御機器 […]

仏エンジニアリング大手シュナイダー・エレクトリックは1日、スペインのソフトウエア開発会社テルベントGITを買収すると発表した。買収総額は20億ドル。今年9月末までの買収手続き完了を目指す。

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シュナイダーは配電・制御機器の世界的大手。制御システム関連のソフトで強みを持つ米ナスダック上場のテルベントを傘下に加えることで同分野のソフト開発能力を増強し、同社が重視する次世代送電網(スマートグリッド)向け事業の基盤を強化する。

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シュナイダーはテルベントの株式を1株当たり40ドルで取得する。過去3カ月の平均株価に36%を上乗せした水準となる。テルベント株40%を保有するスペインのエネルギー・環境関連企業アベンゴアは、持ち株売却に同意しており、残り株を公開買い付け(TOB)を通じて取得する。TOBは6月中旬までに開始する予定。

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