2011/6/13

競争法

自動車部品メーカーに立ち入り調査、シートベルトなどのカルテル疑惑で

この記事の要約

欧州委員会は9日、自動車のシートベルトなど安全システムを手がける複数メーカーがカルテルを結んでいる疑いがあるとして、関係各社への立ち入り調査を実施したと発表した。対象企業は明らかにしていないが、英フィナンシャル・タイムズ […]

欧州委員会は9日、自動車のシートベルトなど安全システムを手がける複数メーカーがカルテルを結んでいる疑いがあるとして、関係各社への立ち入り調査を実施したと発表した。対象企業は明らかにしていないが、英フィナンシャル・タイムズによると、これまでに米TRW、スウェーデンのオートリブが調査を受けたことを確認している。

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欧州委によると、調査対象となっているのは、自動車用のシートベルト、エアバッグ、ハンドルを製造するメーカー。立ち入り調査は7日に開始された。

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TRWによると、調査が入ったのはドイツにある安全システム部門の事業所。オートリブもドイツの2工場が調査を受けたとしている。

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今後の調査でカルテルが確認された場合、対象企業は年間売上高の最大10%に相当する制裁金支払いを命じられる可能性がある。

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